遮音引戸ACシリーズは、戸じゃくり(戸しゃくり)をカタログや取説記載の通りに設定しないと、扉が戸じゃくりに上手くはまらず、遮音性能を損ないます。
戸じゃくりを設ける際には、以下に留意してください。
一つ目の留意点は、本製品は一般的な引戸金物と異なり上レールと扉の中心がズレている点です。
一般的な引戸金物を取り付けるイメージで、上レールの中心に合わせて戸じゃくりを設けてしまうと、扉を閉めた時に戸じゃくりにきちんと納まりません。
二つ目の留意点は、カタログ・取説に記載されている戸じゃくりの深さ寸法を必ず守る、ということです。
通常は、数mmの深さで戸じゃくりを設定することが多いですが、本製品を使用する場合は、カタログや取説に示されている寸法の戸じゃくりを設けてください。
戸じゃくりが浅いと、扉を閉めることでつぶれたサイドシールの逃げ場が無くなってしまい、戸じゃくり内に扉がしっかりと入り込まなくなり、遮音性能を損ないます。
主な留意点は上記の通りになりますが、縦枠の水平・垂直の精度がしっかり出ていることも大前提となります。