電圧「V」はボルトと読み、電気を押し出そうとする力(基準点からの電位差)のことです。
電流「A」はアンペアと読み、電気器具に仕事をさせるもととなる量(回路に流れる単位時間あたりの電子の量)のことです。
電力「W」はワットと読み、電気器具ができる仕事の大きさ(単位時間あたりに消費するエネルギーの量)のことです。電圧(V)×電流(A)で計算ができます。
電力量「Wh」はワット時と読み、電気器具が使ったエネルギーの量(ある電力の電気機器を何時間使ったかを表す量)のことです。 電気の使用量、電気料金の算定に使い、電力(W)×使用時間(H)で計算することができます。
電圧、電流、電力、電力量について
2つの水槽をパイプでつないだ場合、水槽に同じ量を入れ、同じ高さに置けば、水は流れません。しかし、片方の高さを高くすると、高いところの水の方が水圧が高くなるため、低い方に水が流れます。
電気も、2つの点が同じ電圧だと電気は流れません。片方の電圧が高いと、はじめて電気が流れます。電気を流すためには、電圧の高低差(電位差)を作ることが必要ということです。
電圧(V)×電流(A)=電力(W)
電力=電圧×電流なので、図のように電力は、縦電圧、横電流の四角形の面積と同じになります。 もとの電圧を必要とする機器の電圧に変えるためには変圧が必要です。変圧する電気機器をトランスといいます。